なんでもないこと、みーっけた

飽きずに綴っていけたらいいな

謎のマジックショーに行ってきた話

推しに会いに行ったのに公演中止になったり公演中止になったり公演中止になったりとわりとトラブルに見舞われてる私ですが、「ちょっとタイミングが悪い可哀想な人」くらいの認識でいたところ、

「マジックショーに行くまでのくだりで面白いブログ一本書ける」
「今まで見た中で(トラブルっぷりが)いちばん面白い」
「マジックショー後のくだりでもう一本書ける」

と絶賛(???)してもらったので、今回のトラブルだらけのマジックショーについての話をしたいと思います。


〜前回までのあらすじ〜
突然の公演中止により、見事推しに逃げられたみけ。友だちとご飯を食べているうちに年末の舞台のチケを押さえ、翌日に航空券を手配したのだった。(下記参照)

mikkerables.hatenablog.com


勢いで年末のエアを押さえた……そう、ここまではよかったんです。年末こそ推しに会える!とウキウキでした。半年ぶりの推しだー!とワクワクしてました。やっと観れるな〜何差し入れよっかな〜カメラ持っていかなきゃな〜〜とかとか。しかし渡韓を決めた一週間後、事件が起きます。何気なく推しの名前のハッシュタグで検索をかけていたところ、謎のマジックショーの投稿がヒット。日程を確認すると、29-30日。

私が推し観に行く日やん。

ミュージカルのキャスティングスケジュールで29日はマチソワで推しということを確認して、年末行くことを決めたわけですが、あれ???おかしいな??もしかして同姓同名かな?って思ったけど記事には推しの写真。しかもインスタのアイコン写真。画質悪い。いやもっといい写真使ったれや。

頭にハテナマークが浮かびながらもひとまず確認をしたところ、

29日はマジックショーに出る事実が発覚。

30日だけマジックショー出るのかなと思っていた私、困惑。私は何しに韓国へ!?(1週間ぶり2度目)まあでもマジックショーに出るって言われたら、ミュージカル出て!とゴネたって仕方がないので、謎のマジックショーに行くことにしました。周りからは「そこでマジックショーに行こうと思うのがすごい」と褒めてもらいましたが(褒められてはない)、もはや前回全く会えずに帰った私にとっては、どんな姿でも推しに会えるならいい。という究極のハードルの低さなのでね!!いいよもう推しがいるなら行くよ謎のマジックショー!!人はこれをヤケクソという。

もちろんインターパークグローバルなんてオープンするわけがないので、なんやかんやでチケットを予約してもらい、当日。

大学路とは書いてあったものの、全く知らない劇場。周りのミュオタに聞いても誰も知らないと言います。検索をかけてみると、それらしき劇場を発見。

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え。行きたくない(真顔)

こんな路地裏にありそうな謎の劇場にひとりで行くってハードル高い。高すぎる。ミュオタ友だちは不安で胃が死にそうな私を残して、みんな風月主へ行ってしまいました。いや、でも推しに会うためだ!!と、腹を括り、行ってきました謎の劇場。

めっちゃ遠かった。


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なんか、ギリ大学路?みたいな場所にあった。大学路には150以上の劇場が並んでるって聞いたことあるけど、なんだか納得した瞬間でした。ほんと知らないところにたくさん劇場あるんだな、みたいな。

調べたやつよりはマシだけど、なかなかの入りづらさ。

開演は8時。今は7時。チケットは手元にない。入るか入るまいか考えた結果(いや考えるなよ)、勇気を出して中へ。

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扉をあけるとまずトイレ、そして階段を降りると劇場にーーー

繋がってない。

どこの倉庫に来たのかな??練習場??間違って舞台裏に降りたのかな??俄然入りたくない気持ちが膨らみます。写真見ながら、怖くて行きたくない〜!とか友だちと笑ってた時の5000倍くらいは入りたくなかった。微妙に開いてるドアからは声が聞こえます。来たよアピールでちょっと足音を鳴らしてみると(声をかけるとかではない)、関係者っぽい人が。

私「予約してきたんですけど…(韓国語)」
関係者っぽい人「ああ!!おともだち!!(日本語)」
私「!!!?」
関係者っぽい人「(推しの名前)さんの(韓国語)」
私「あ、はいはい!そうです!(韓国語)」

おともだち?????

知らなかった、私推しの友だちだったんだ。意味わからなさを募らせながらも、開場まで時間があるので外で待つことに。開場が開演10分前ってのにも驚かされるが、もう全てが謎なのでこれくらいの意味わからなさには動じなかった。

結局劇場の階段上で待ってたんですが、いや〜〜〜人が来ない。

このままだと私のためのマジックショーが開催されてしまいます。豆腐メンタルな私はそんな状況楽しめるとは思えません。それならもういっそ私推しに挨拶して帰るんで公演中止にしてくれてもいいんですけど……まで考えたくらいで、母娘らしきふたりのお客さんが。それに便乗して中に入ると、客席……私含めて3人!!いやそりゃそうだけど。私ずっと階段横にいたから客席埋まってたら逆に、どこから入ったの!?ってめっちゃ不思議やけど。

正確には、7.8人いました。関係者らしき4人を含めて。

はい、まさに。
「サクラですね」(byフォロワーさん)

サクラ含めても全然埋まってない切ない客席の端でひとり胃が痛くなる私。そんな私の不安をよそに、マジックショー開幕。

突然鳴り響く、オペラ座の怪人。一応ミュージカルとマジックの融合という文言が入ってた通り、クリスティーヌ役の女優さんが登場。かわいい。痛すぎる胃がちょっと癒やされる。そして怪人に扮したマジシャン登場。

あ、さっきの人やん。

どうやら私のことを推しの友だちと言い放ったのはマジシャンご本人だった様子。通りで、カムサハムニダ〜って言われたわけだ。

ここからはずっとマジックタイム。マジックは普通に上手で楽しめました。MCはさっぱりわからんかったけど。トランプを使ったりスカーフを使ったりリングを使ったり、色々なマジックを披露してくれました。まあ披露してる間はよかったんです。でも考えてみてください。マジックショーって、お客さん呼んで手伝ってもらうイメージないですか??あったんです、お客さん巻き込み型。

3人しかいないのに。

1つ目はふたり組が必要だったみたいで、母娘のおふたりが呼ばれてました。「それひとりずつの客やったらどうなったんやろうね」とフォロワーさんに言われて考えてみましたが、地獄すぎません??知らない人とラブラブみたいなことさせられるんだよ?たぶんほんとはカップル向け。

2つ目は私が呼ばれました。そらそうだ。

3人しかいないから。

ダメ?って言われたけど断ったらまたあの母娘の方に立ってもらわなきゃいけなくなるし、それは申し訳ないから前に。名前を聞かれる私。いやさっきの母娘聞かれんかったやん!?って思ったけど関係者の親戚かな?って感じもあったから、私の名前だけ知らなかったから単に聞いてみたかったのかもしれない。モノ好きの名前を。

私「(本名)です」
マジシャン「(本名)さん〜こんにちはー!」
私「こんにちはー」
マジシャン「ありがとうございますー」
私「ねー、ありがとうございますー」

大丈夫、私はここに入った時点でヤケクソだから!!
もはや一周回ってその場を楽しみ始めていた私は、テーブルが浮くマジックの手伝いをお願いされました。いやー、全然わからんかった。ワイヤーとか棒とか探したけど全然わからなくて、純粋にすごかった。お手伝いが終わると、ハートのスポンジをソンムルされました。

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そんな感じで延々とマジックが続いたあと、最後にミュージカル風に〜みたいな説明で、やっと推しが出てきそうな雰囲気に。ついに推しが!?と思いきや、見知らぬお兄さんが登場。ライダースを着てややオラついた雰囲気です。そのお兄さん、客席に近づいて母娘に話しかけ始めます。ひと通りいじり終えたあと、私の方に向かってくるお兄さん。

来るな来るな来るな。

私の願いも虚しく、お兄さんは私のもとへ。

お兄さん「どこから来たの?」

いやこれわかってて聞いとるやつやん。

私「日本から来ました」
お兄さん「お〜コンバンハ!!(日本語)」
私「コンバンハ〜」

その後やたらコンバンハいじりされる私。それが一段落すると、ついに念願の推しが登場。推しに絡むお兄さん。私の方に誘導するお兄さん。

やめろ!!!!!

私の願いも虚しく(2回目)、ねえねえあの人見て〜と私の方を指差すお兄さん。

お兄さん「どこから来たの?」
私「日本から来ました」
お兄さん「へーい!コンバンハ!」
私「コンバンハー」
推し「日本語上手だね〜(お兄さんに向かって)」

謎のくだりも、ある意味アットホーム、実質はただの内輪というあったかさで笑いに包まれます。みんな私が推し観に来たこと知ってるってやばいな。やばいって人数でもなかった。その後、歌って踊る推しに癒やされ、カーテンコールっぽいもので終了。

と、思いきや、撮影タイムが。母娘のお母さんらしき人がみんなと写真を撮るも、娘さんは撮らない模様。

3人なのに。

えー私どうするかなーって思ってたら推しと目が合って、写真撮ろう〜のジェスチャー。まあもちろん撮るよね!!!推しに言われたらね!!!!日本語上手なお姉さんから「また来てください〜」と言われながら劇場を後にしようとすると、スタッフのお兄さんに引き止められ、「え、会わなくていいの???」と心配されました。そして中に確認しに行ってくれ、「準備中だからちょっと待っててね」と。優しいなお兄さん。そんなわけで無事に推しに会えたのでした。ちなみに推しの第一声は私の名前だったけど、二言目は「(推しが出るはずだったミュージカル)観に来なきゃ!」。

お前が!!言うな!!
※大好きです

以上、謎のマジックショーに行った話でした!!