なんでもないこと、みーっけた

飽きずに綴っていけたらいいな

2017/1/8(日)昼夜:フランケンシュタイン

フランケンシュタイン日本公演開幕おめでとうございます!

 
というわけで行ってきましたー!!!
 

f:id:mikkerables:20170116213220j:plain

 

 

 

 
韓国版への思い入れがあるので、韓国版との比較だったり演出変更に対するボヤきだったりと、マイナスなコメントもありますごめんなさい。それを踏まえて、読んでやってもいいよ〜な方のみ読み進めて頂けたら幸いです。今回はラクガキはあんまりないです。描きためてからあげられたらいいなあ。
 
 
 
初日にマチソワしたのですが、マチネはついつい韓国版と比較してしまったので衝撃も多く、その分記憶も薄く……申し訳ない。
なのでソワレ中心のレポです。ていうかかっきー中心の感想ですのでご了承ください。
 
 
あるかなー?って気になっていたオープニングの映像は丸々カット。あの音楽と映像で、始まる〜!!!ってワクワクしてた身としては少し残念。だけど音楽はやっぱり素晴らしい!
 
実験室は全体的に色味がなくて、木製っぽいのが主。実験体たちが韓国版と同じように体重かけたらきっと壊れちゃうやつ。オリジナルの実験装置たちのテーマパークのアトラクションみたいなかっこよさ(比喩が下手)が好きだったので、ここはちょっと残念でした。
実験体たちも結構ガンガン動いてたけど、静!な感じの動きで影に徹してる彼らの方が好きだったなと。その方がビクターとアンリが際立つし。
あと「お願いだ、友よ」の台詞、中川さんビクターは去りながらサラッと言ってたのがちょっと寂しかった。いやたぶん韓国版に思い入れなかったら普通にあっきーさん爽やかかっこいい〜ってなるんだけど、もっと重く心に響くように言ってほしいなという個人的なわがまま。ドンソクビクターみたいにおでこコッツンコ☆しろとまでは言わないからさ…!!
 
アンリとビクター以外だと、ルンゲがちょー可愛かった!というか私が韓国語わかんないから韓国で観て理解できなかった可能性大ですが笑。
ビクター大好き♡♡♡な発言とか態度とか可愛くて面白い。
「質問ですか?命令ですか?」ってかっきービクターに言って「殴られたいんですか?」って聞かれて「愛されたいんです」って答えるルンゲとか。「今日の夕飯はナポリタンです!」「カレーがよかった」っていうルンゲとかっきービクターのやりとりも可愛かった。
ビクターは、こんなにルンゲに愛されてて、そしてめぐさんエレンにもめちゃくちゃ愛されてて、よかったなあとしみじみ。
 
エレンがビクターの過去を話すシーンでは、ベッドのそばで片膝立てて見守るアンリが見たかったなと思いつつも、辛そうな顔で見守るこにたんアンリは素敵でした。パパンケンシュタインは原慎さんだったんですね。今度観るとき注目しよう。
 
ビクターが子犬を蘇生させたあとで叔父さんたちに、死亡は一時の放電♪やらなんちゃらって説明してる間、うんうんって頷いてたマチネの子ジュリアが印象的で。よき理解者だったのかなあ。目の前で子犬を生き返らせるところを見た上に手を噛まれて怖い思いをしたのに、なにひとつ責める様子がないのは幼さ故の純粋さなのか、ビクターへの盲目か。
 
酔っ払いのシーン。かきこにペアかわいい!
ふたりで机に座って互いの足に足を乗せ合ってるのがまたかわいい。満面の笑みで笑いながら飲んでるのかわいい。もっと色々なパターンが観てみたいなあ。ルンゲへのキスはちょっとびっくりしたよ。笑
 
葬儀屋のシーンは影絵なしなのがちょっと残念でした。
 
殺人者ナンバーは「あ〜ひとーごろしー♪」でしたね!(でしたねて)「ひとーごろしー♪」ってどうでもいい予想を立ててたけど、確かにこれじゃめちゃくちゃゴロが悪い。
 
僕はなぜ?では、首がほしいのかと問われて初めて自分の中の欲望に気付いたようなかっきービクターが印象的で。自分の中で否定すればするほどドツボにハマっていく感じがまた。
 
君の夢の中で、は牢に柵がないことにショックを受けて、あの近いのに抱き合えない状況が素晴らしいのに…!!柵越しに額合わせるのが滾るのに!!!!とか思ってたんですが、抱き合えるのもいいな!?って。だって
 

f:id:mikkerables:20170116213353j:plain

 
かっきーがこにたんの胸で子どもみたいに泣いてるの可愛かったから!!!!!
 
声あげて泣くかっきービクターが柵に縋るのもそりゃ泣けただろうけど、この距離感は距離感であり!!!ってなりました。何を偉そうに。
 

f:id:mikkerables:20170116213522j:plain

そしてかっきービクターはことあるごとにちっちゃくなって泣くからなんかもう小動物……誰か守ってあげて……ってなる。
あと「これはあの日定められた運命」で首振るかっきー、後に出てくる「愛があれば運命など変えられると信じていた」の運命にかかってるみたいで勝手に泣けた。歌詞はうろ覚え。
 
「♪あなたなしでは」は、正直、必要……??って疑問を持ってしまった。永遠に愛を誓える相手がいるのなら、怪物は忘れてジュリアのために生きればよかったんじゃと思ってしまう。そう割り切れるもんじゃないってのもわかるけど、このナンバーをカットされた再演しか観てないから、尚更……。ツイッターでジュリアとビクターの関係を推される度に、??って思ってたけど、舞台でも同じく、??ってなってしまった。違和感。研究におけるパートナーだからアンリと研究は両立できると思うけど(両立ってなんや)、ジュリアと怪物は同時に向き合えないと思う。
 
怪物が目を覚ましたあとのビクターは、実験の成功も友人の蘇生も喜んでる感じかなあ。友人が生き返ったことを一番に喜んでほしいなって思ってたんだけど、それだとビクターらしさがなくなるのかな。いや研究のことを一瞬忘れるくらい友のことを思いやってほしいなっていう個人的願望だなこれ。かっきーの「ゆっくりでいいんだ」は優しすぎて泣けた。私泣きすぎ。ルンゲが殺されてもなおその生命体をアンリと信じようとする、というか信じていたいかっきービクターの切々とした表情、行動も切ない。「アンリ……僕だよ……アンリ……」って……。
 
ジャックに関しては、かっきーアウトやろそれ!!!!!?みたいなのばっかりでかなり笑いました。最高。振り切れてる人大好きです。イゴールとの仲良し感も可愛い。そもそもイゴールが怖いけど可愛い。
 
俺は怪物ナンバーは、パキッみたいな骨を戻す音が欲しいです監督!それはまあ置いといて。日本語で聞いてもやっぱり胸が苦しくなる歌詞。
 
傷ナンバー。階段に腰掛けて客席側を向いてる少年と怪物。話を終えた怪物は「お前も大人になればそういう目で俺を見るだろう」的なことを言って少年の首を締めようとする。でも途中でやめて「話はこれで終わりだ」。少年走って逃げる。韓国版だと"そんな大人になる前に純粋な子どものまま殺してあげる"に近いのかなあと感じていて。それが少年にとって最善だと考えているような、そんな印象。でも日本版の演出だと”自分が怪物扱いされたくないから”殺そうとしてるように感じて。
他の方のツイートとか拝見して、韓国版だと少年はビクターともとれるんですよね。むしろそれが主流?日本版だと殺さずに逃がしちゃうから、ビクターとは別の少年としか解釈できない。私はビクターとは別の少年だと思い込んで韓国版も観てたけど、確かに、怪物の想像の世界、心の中の情景だと捉えた方がしっくりくるのかも、とも。
ビクターにしろ、別の少年にせよ、ビクターのことを「友だち」と表現してる時点で全てじゃないにしてもアンリが戻ってきているのはわかってて、アンリの優しさが現れているシーンと思っていたので、ここの演出変更は好みではなかったです。顔も見えてる分、観てる側に想像させてくれる余地が減ったような。
 
ラストのかきこに。好きです。
 

f:id:mikkerables:20170116213613j:plain

ラクガキすぎてごめんなさい。せめて顔を描け。
 
撃ちたくないと首を振るかっきービクターに、彼は本当にただ殺されたくて追いかけてきたのかなあと。銃を下げようとするけどアンリの動きにハッとして撃つのが、ただただ切ない。撃ったあとの動揺も。ビクターと呼ばれてすぐに立ち上がって、フラフラながらもこにたんアンリの顔を抱きかかえてアンリの名前を呼び続ける。これを求めてた。ありがとう。って心でガッツポーズでした。号泣しながら。(欲を言えば、「友だち」「ビクター」ってワード以外でアンリを感じさせてほしかったけど。)
 
カテコ、よかったんだけど、よかったんだけど、もっと熱烈にやってくれていいよ!?ってなった。うまく言葉にできないけど、韓国版でのあのカテコで全て報われる、救われる的なあの愛がほしい。本編では報われなかったけど、ここで報われてよかった……って心から思えるカテコ大好きで。記憶力なくて自分の感じたことしか覚えてないから、何がどうしたらいいのかは具体的にはわからないけれど。
 
あととりあえず3回観る予定なので、また感想とか感じ方も変わるかなあと。1回目はほんとに演出とか舞台装置とか変更点ばっかり目についてしまって楽しめなかったので、それを取り戻す勢いで残り楽しみたい!ぐだぐだ文句を言ってしまったりしたけど、日本でフランケンが観れることが本当に幸せで、嬉しいです。日本版と韓国版のフランケンは完全なる別物だとは思っているけど、フランケンシュタインという作品が大好きで。私が観たのは初日だから、これからもっともっともーっと磨きがかかっていくと思うとそれも楽しみです。
 
地元でもお待ちしております!!
もっとちゃんとレポ書けるようになりたいです!頑張ります!

ここがどうなるフランケン

ついに明日開幕となったフランケンシュタイン日本公演。

開幕してしまう前に、この演出はどうなるんやろ?ここどんな訳されるんやろ?みたいな素朴な疑問をつらつら書いてみようかなと。

観てから読み返して、そうそうここ気になってたんよね〜こうきたか〜ってなりたい自己満足用ですすみません。


ストーリーや結末にも触れるので、ネタバレNGな人は観劇後に読んで頂けたら嬉しいです。












▽衣装はどうなる?

軍服はどんなデザインになるかなあ。特にオリジナル版ビクターのロングコート風の軍服が好きすぎるから、衣装的にはいちばん気になるところ。全く別物として受け入れる覚悟はしたつもりだからどんなデザインでもいいけど、ビクターの威厳というかオーラというか自信というか、そういうものを活かしてくれる衣装だといいな。

闘技場の若い男たちの衣装も気になる。ムッキムキな胸筋腹筋が見たいっていう邪な理由が8割でごめんなさい。半裸的な意味では序盤の実験の場での実験体たちも気になる。笑


ダンスはどうなる?

実験体たちのあの不思議なダンス…と言っていいのかわからない動きもどうなるんだろう。腕の筋力はんぱない!やばい!かっこいい!って頭悪すぎる感想しか抱かなかったあれ。

闘技場での鎖ダンス大好きだから雰囲気は変わらずだといいなあ。


▽訳はどうなる?

怪物とカトリーヌのやりとり「あん、にょん」にめちゃくちゃ悶えたので、何て言うのかが個人的にとても気になってる。初めてのふたりの会話だもんなあ。こんに、ちは。絶対ない。笑 手を左右に振る動きがなければ2拍子(?)じゃなくてもいいわけか。うーん、気になる。

あとは殺人者の訳とか。さーりんじゃーさーりんじゃー♪ひとーごろしー♪とかかな?センスなし私。


▽映像はどうなる?

オープニングのなんとも表現しづらい映像。神秘的というか禁忌的というか。あのまま使われるってことはないだろうし(いやよくわかんないけど)そもそも映像オープニングある?のかな?


▽関係性はどうなる?

ペアによって親子に見えたり兄弟に見えたり親友に見えたり恋人に見えたりと言われていたビクターとアンリの関係。それぞれの作り上げたビクター像とアンリ像がぶつかって、もしくは融合して、どんな化学反応を起こしてくれるのかとても楽しみ。早く全ペア観たいなあ。


▽カテコはどうなる?

あのとてつもなく胸が苦しくなるラストからの、救われるカテコ。想い合ってるのに通じ合えなかったふたりが、結ばれる……という表現はちょっと違うのかもしれないけども。こんなに切ないストーリーに一筋の光、救い。日本版でもそんな救いのあるカテコがあるといいな。


いろいろ書いたけど、ずっと待ってた日本公演、ついに明日開幕!

楽しみだー。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚

2016/10/15(土)夜:ロックミュージカル レ・ミゼラブル

というわけで観てきました、ロックミュージカル版レミゼ。ふたりの男の物語。

 

ネタバレ全開です。

丁寧なレポとか元々書けた試しがないけど今まで以上に雑です。絵もきたないです。

かいてるそばから忘れてくので必死です。

かいてるそばから飽きてくので必死です。知らねえよ。

もはやレポじゃなくて備忘録っていうか自分用メモです。

 

あと。

韓国語わかってません。

時々聞き取れる単語があるようなないようなってくらいのレベルなので、勘違いも多いかもです。

うろ覚えなので記憶違いもあります。

 

それでもよければ読んで頂けると嬉しいです。

 

 

f:id:mikkerables:20161016234801j:plain

バルジャベの対決に焦点を絞ったミュージカルってことで、確かにふたりがメインではあったんですけど、思った以上にしっかりレミゼでした。

いやどんだけふたりしか出てこないと思ってたんだ私。

 

どちらもわりと整った顔でしたが、ジャベールは長身細身、バルジャンは筋肉質でジャベより少し背が低いという見た目からしても対照的。

 

f:id:mikkerables:20161016235113j:plain

和訳センスゼロか。

なんて訳したら素敵な感じになるんでしょう。誰か教えてください。

私があなたって歌詞を繰り返す歌があるんですが、ことあるごとに歌ってた気がします。

ジャベールの葛藤が描かれてたようですが、そのフレーズ以外は何て言ってるかわかりませんでした。残念。

 

f:id:mikkerables:20161016235443j:plain

マリウスを背負って行こうとするバルジャンを止めるも、もちろん止まるはずもなく。

この「가지마」がすっごく切なく聞こえました。振り絞るような、行くな。

 

f:id:mikkerables:20161016235628j:plain

ちなみにこのジャベール、このまま拳銃で自殺。真っ暗になってから発砲音という演出でした。

 

その後、カテコ的な雰囲気の中、結婚式に。

 

 

f:id:mikkerables:20161016235740j:plain

この絵のふたりは目が死んでるけど、めっちゃ幸せそうでした。

バージンロードを歩く花嫁コゼットと、父バルジャン。

途中でマリウスに託し、バルジャンは来た道を戻り、ジャベールと再会。

この亡くなったってわかる演出、なんだか好きだった。

ジャベールと手を固く握り締めるバルジャン。ここでふたりとも救われたのかなあ。

 

 

そういえばファンティーヌが亡くなるシーンは、原作寄りでした。

 

f:id:mikkerables:20161017000105j:plain

嘘だ!っていうのをすごく強調してたジャベール。

コゼットが来ないことに絶望してショックで死ぬファンティーヌ。

 

 

f:id:mikkerables:20161016235048j:plain

工場で働く若者たちは若さ溢れてて可愛かったです。

楽しい〜って雰囲気でもないはずなんだけど、アップテンポだし踊りもあるからか聞いてて楽しかった。

 

 

f:id:mikkerables:20161017000352j:plain

工場長は女の人。

ファンティーヌが首になる横で微塵も動揺せずに立ってたヴィクトル・ユゴー先生。

ストーリーテラーとして作者が出てくるって忘れてて、あのイケメン誰だか知ってる!?知らない!状態でした。30分くらい。

娼婦たちを連れて歩いてポン引きの役割を果たしたり、ファンティーヌに殴られてバタマボアの役割を果たしたり、何かと重要なところにいます。

なるほどな〜と思う使われ方(って表現するのが適切かわからないけど)でした。

エリザのルキーニみたいな感じかなあ。

ユゴーユゴーなんだけど、時々誰かとして物語に参加する。

 

f:id:mikkerables:20161017001337j:plain

テナルディエ夫婦は美男美女。

個人的にはテナが一番好きな顔でした。聞かれてない。

ふたりとも動きがひょうきんで可愛かった。

なんだかんだで憎めない彼ら。

 

f:id:mikkerables:20161017001651j:plain

みんな大好きアンジョルラス。

発表の時点で誰もキャスティングされてなかったので革命のシーンはカットかなと思いきや、ちゃんといました。

でもアンサンブルとしての色が強いというか、一応役名はあるけど他の役をしてることの方が多かったです。

存在感も薄め。細くて可愛い感じのアンジョさんでした。

学生はアンジョとマリウス含めて6人かな。

 

f:id:mikkerables:20161017002228j:plain

マリウス〜な感じで絡むアンジョさん。

気さくなお兄さん。リーダー感はマリウスの方があったかも。

 

バリケードはなくて、舞台上を走り回って戦いを表現してたのが新鮮でした。

 

美女と野獣みたいで暴徒がお城に入ってきたときみたいに、舞台上を行ったり来たり。消えたり現れたり。みたいな。いやあんなに楽しい雰囲気ではないけども。

 

書きたいことは他にもいっぱいあるんですが、燃え尽きました…。

ちゃんと描けなかった残骸だけちょろっと置いときます。

f:id:mikkerables:20161017002359j:plain

 

これ絶対魅力が伝わってないやつですよね!

下手くそすぎる私のプレゼン!プレゼンにすらなってない!

 

原作ミュージカル漫画アニメなどなどジャンル問わずレミゼが好きな人なら、観てみて損はしないんじゃないかなあと。

ミュージカルレミゼラブル大好きでそれ以外の認めないって方にはオススメできませんが……!

 

私はすっごく楽しかったです。

音楽はキャッチーというか現代っぽくて、ロックなのかって言われるとわかんないけど、聞きやすい感じの曲ばかりで。

ダンスもあるから見応えもあるし、ミュージカルレミゼと比べてしまうと大きな舞台セットとかはないけども、回転扉が複数あってそこから複数人が一斉に出てくるのとか、さっきもあげたバリケードのない戦いとか、面白いなと感じることが多かったです。

あ、あと出演者がみんな歌うまでした。さすが。

 

悔しいのが遅刻してしまって途中からしか観れなかったことと、そのせいで最前列の花道横の席に座れなかったこと。

花道はじゃんじゃん役者さんが通るので、近くの人は尚更楽しそうでした。

2階の最後列から観たわけですが、2階っていうか半2階みたいなところだったので十分近くて楽しめました。キャパどのくらいかなあ。リベンジしたくて仕方がない。

 

全然伝わった気がしないしレポというレポできてませんが、個人的には、主観だけで言わせてもらえば、面白かった!ので!レミゼという物語が好きな人は一見の価値あり!です!!!

なお自分の見る目と価値観に全くの自信がなので責任は一切とれません!!!無責任すぎる!

 

観察日記(にしてもひどい)みたいな文を読んでくださりありがとうございましたー!

もっかい観たいしアイーダ観たいから渡韓付き合ってくれる人募集です〜!

わかってる、ここで募集してもな…ってことは!

 

ちなみにこの日のキャストはこちら。

f:id:mikkerables:20161017004443j:plain

写真よりもみんなイケメンor美女でした!

 

f:id:mikkerables:20161017010518j:plain

博多座エリザ2016ログ

f:id:mikkerables:20160925093722j:plain


レポ絵というにはおこがましいものばかりですが、集めてみました。


f:id:mikkerables:20160925093816j:plain 

今年初観劇


f:id:mikkerables:20160925094026j:plain 

ここが好きだよ!まりおフランツ1


f:id:mikkerables:20160925094109j:plain

カテコにて


f:id:mikkerables:20160925094237j:plain

ここが好きだよ!まりおフランツ2


f:id:mikkerables:20160925094334j:plain

フランツ7体集めると願いが叶うらしい


f:id:mikkerables:20160925094452j:plain

100フランツ(博多座通貨らしい)


f:id:mikkerables:20160925094615j:plain

ここが好きだよ!まりおフランツ3


f:id:mikkerables:20160925094803j:plain

博多座楽にカテコにて


f:id:mikkerables:20160925094847j:plain

カテコ挨拶にて、しろたんのコメントに破顔するまりおさん


f:id:mikkerables:20160925094945j:plain

はなふささんが噛んだときにズコッてなるリアクション芸人まりおさん


f:id:mikkerables:20160925095113j:plain

このへんもちゃんと描きたかったなあ


f:id:mikkerables:20160925095223j:plain

萌え袖かわいいWルドルフ


f:id:mikkerables:20160925095326j:plain

戴冠式のあとのバサッてするところ好きだけど手見えてなかったしマントの模様も描けてなかった


f:id:mikkerables:20160925095439j:plain

人払いするときの動きがよくわかりませんって話


f:id:mikkerables:20160925095542j:plain

赤ちゃんあやすソンハルキーニが好きです

投げキッスバージョンも好き

楽は両方やってて盛りだくさんだった


まりおフランツはじめとする素晴らしいカンパニーの方々のおかげで楽しい一ヶ月でした!

また博多座でお待ちしてまーす!!

つくったものログ

何となく思い立って、今まで作ったものをまとめてみました。

さすがに全部は載せられなかったのでちょこちょこ割愛。

備忘録も兼ねて。



f:id:mikkerables:20160324000217j:plain

8年前。学生時代に何かしらのプレゼンをしろっていう授業があって、あーじゃあキャラ弁作ってみるかあ……みたいな軽いノリで作ったものたち。

リラックマの色はめんつゆ。

まだキャラ弁のレシピとかあんまり出回ってなかったので、完全なる自己流。

見た目重視すぎて食べられたもんじゃなかったけど、弟が持っていって完食してくれた思い出。


f:id:mikkerables:20160324001022j:plain

かぼちゃクッキー。

クッキーなのにサクッとした食感はまるでなく、ぐにゃっという謎の歯ごたえがある食べ物。

平たく言えば失敗作です。


f:id:mikkerables:20160324001156j:plain

色画用紙で切り貼りしたものたち。

主にオワインさん。レミゼラブル25周年記念コンサートでフイイ役を演じられてる方。

しれっとアーロンジョだったりラミンジョだったりギラムさんが混じってたりします。


f:id:mikkerables:20160324001356j:plain

消しゴムはんこ

STIDのカーク船長とスポック。

カークの眉毛を剃り落としてしまい、眉毛をあとから作り直した覚えが。


f:id:mikkerables:20160324001519j:plain

同じく消しゴムはんこ

そもそも絵のバランスが悪い。

左からタガー、ミスト、デュティユル。

下手くそながら、贈らせて頂いたみっつ。


f:id:mikkerables:20160324001648j:plain

本当に何で作ったかわからないnyamoca。

福岡CATS!ってことで浮かれてたんだと思われ。

出来はともかく、珍しく似てるって言われたからちょっと気に入ってるコリコなのでした。

他にもがっかりクオリティのタガー、マンゴ、ミスト版がある。


f:id:mikkerables:20160324001925j:plain

プラバン。フロットサム。

プラバンアクセが流行ってて可愛いな〜って思いながら、何故かいちばんアクセサリーから遠そうなキャラを選んだ謎。


f:id:mikkerables:20160324002116j:plain

消しゴムはんこ。フロットサム。

上手くいかんかった!って作り直したはいいものの、今となってはbeforeもafterも大して変わらないという。


f:id:mikkerables:20160324002254j:plain

樹脂風粘土キューピー。

キューピーちゃんごめん。


f:id:mikkerables:20160324002359j:plain

オワインさんの誕生日に。

バースデーもまともに綴れない英語力がバレる痛恨のミス。

線はチョコペン、色はゼリーを溶かして流し込みました。


f:id:mikkerables:20160324002540j:plain

初☆羊毛フェルト

自己流を貫きすぎて謎の物体に。


f:id:mikkerables:20160324002715j:plain

ペラッペラの旅のしおり。

でも作るの楽しかったからまた作りたい。

誰か!旅行!しましょう!!!


f:id:mikkerables:20160324002847j:plain

人生初、キャラハヤシ。

忠実に作ればいいってわけではないと学ぶ。

別に忠実でもないけれど。


f:id:mikkerables:20160324003022j:plain

失敗を踏まえて、簡素に!

体も作ってましたが沈みました。


f:id:mikkerables:20160324003106j:plain

調子に乗ってチーズで名前を入れてみるも、30分後には溶けてた。


f:id:mikkerables:20160324003710j:plain

クリアファイルで作ったステンシル使用。

ミロじゃなくてココアパウダーでするべきだったとあとで反省。


f:id:mikkerables:20160324003825j:plain

羊毛フェルト×キューピー

みたいにいい感じに表記してみたって残念な出来は変わらない。

何でこんなものを……?と思われるかもしれないけど、今の私にはわかりません。


f:id:mikkerables:20160324004006j:plain

おろしアートでタガー。

おいしかったです。

色付けは醤油の量を調節して濃淡つけた。


f:id:mikkerables:20160324004142j:plain

同じく大根おろしアート。

クリスマスパーティーにて。


f:id:mikkerables:20160324004304j:plain

食卓に並ぶ松下私シチュー。シュール。

シチューにご飯は入れない派なのであんまり美味しくなかったです。


f:id:mikkerables:20160324004429j:plain

安宅丸の逸平ちゃんカレー。

本物はもっとかっこいいよ!


f:id:mikkerables:20160324004520j:plain

安宅丸の将軍&阿国ちゃんおにぎり。

本物はもっと素敵だよ!


f:id:mikkerables:20160324004626j:plain

最初で最後のアイシングクッキー。

たくさんもらったカラーリング用の粉がキッチンに眠ってます。


f:id:mikkerables:20160324004834j:plain

ベイマックス煮込みハンバーグ。

不器用なママの救世主と話題に。


f:id:mikkerables:20160324004936j:plain

焼く前のクッキー。

これ全部キャラ名わかったらすごすぎるやつ。


f:id:mikkerables:20160324005051j:plain

花束風春巻き。

薔薇ハムが上手くできると楽しい。


f:id:mikkerables:20160324005144j:plain

ミストちぎりパン。

噂の日本一簡単なレシピで焼けば本当に簡単においしいパンができちゃいます。


f:id:mikkerables:20160324005303j:plain

たとえこんな出来だって、パン自体はおいしかったです。まじで。


f:id:mikkerables:20160324005411j:plain

フランダーハヤシライス。

リアルに作るものじゃないという反省をしっかり覚えています。


f:id:mikkerables:20160324005532j:plain

オワインさんの誕生日。

さすがに今回はバースデーの綴りを間違うことはしてません。よかった。


f:id:mikkerables:20160324005635j:plain

沖縄で作ったシーサー。

イメージモデルがいるのですが、もはや謎。


f:id:mikkerables:20160324005755j:plain

御三家間違ってスキンブルを入れてしまった雪だるま三体。

ミストにいたっては完全に呪いの像です。



振り返ってみて、もっと王道に可愛いものを作ってみたいと思った今日この頃。

友だちに、パッと見可愛いのにどこか気が狂ってると言われただけある。

2016/3/6(日)昼:レミゼラブル

 

行ってきました韓国レミ!

 

f:id:mikkerables:20160311010257j:plain

 

念願のレミゼラブル……!

音域も声量も半端なくて、ひたすら圧倒されっぱなし。

ほんとはジュンモバルジャンが観たい……とか言ってたんですが、このバルジャンも素晴らしかったです。

ジュンヒョンジャベールはシュッとしててかっこいい。語彙力どこ行った。※元からない

 

エポニーヌも素晴らしかった!

マリウスに相手にされてない感が今まで見てきた中で誰よりも強くて、とにかく切ない。

マリウス、手紙はコゼットの父親に渡したって聞いたあと、エポの顔も見ずに頭をわしゃってするんですが、その表情がほんとにエポに興味なさげでなんとも辛い。

フリスビー取ってきたわんこに「よくやった」みたいな。いや、それだと愛あるか。わんこに失礼や。

アンジョが口パクで「マリウス」って呼んだってもちろん聞こえてません。いやそれは気付けないか。

 

余談ですがそのマリウス。

テナルディエたちがバルジャンを捕まえたときにコゼットを守……るついでに左にいた知らないおばさままで守っちゃってます。

f:id:mikkerables:20160312002328p:plain

なんならおばさまの方が腕にしがみついてます。

コゼットが気になるから守ったわけではなく、ただのいい人のようです。好青年。

そんなマリウスのエンプティ・チェアは感情がこもっててよかったです。声量もあって、悲壮感もあって、とても泣けた。

 

 

 

こっからは、ほぼほぼウヒョクさんのアンジョについてしか書いてません。

 

もともとジュンヒョンジャベ観たいねーってなって計画したレミ遠征。

でもやっぱりアンジョが誰か重要やな!と思って軽い気持ちで調べたところ、わ〜〜〜〜〜なにこのイケメン!観たい!絶対かっこいいやろ!とミーハー心が騒ぎまして。

はい、期待を裏切らないかっこよさでした。ふぉろわさんの言葉を借りるなら、麗しい。

バイト姿すらかっこいい。サスペンダーに麦わら帽子で稲っぽいの持っててもかっこいい。

遊び心は少ないけど、常に真面目な感じが好感持てました。

 

で、アンジョ!

f:id:mikkerables:20160310000151j:plain

自信満々!!!オーラ溢れる美青年。

動きのひとつひとつが大きくてちょっとバタバタしてたりするところもあったんですが、仲間を制止するときのスッとした身のこなしはさすが。

 

顔が整ってる上にあまり表情が変わらず、クールなタイプと思いきや。

蓋を開けてみると情熱的、というか感情的なアンジョルラスでした。

特にグランテールとの絡みが熱い。25thほどではないけども!

 

f:id:mikkerables:20160310001105j:plain

レッド&ブラックをマリウスと歌いながらさらっとアンジョに絡みに行ったグランテール。

別に胸ぐら掴んでるとかそんな物騒な感じではなく、タイをくいっとあげるだけ。

 

f:id:mikkerables:20160310001356j:plain

グランテールが去ったあと、何とも言えない表情を浮かべるアンジョ。

何か思うところがある様子。

自信に満ち溢れたアンジョの顔に、一瞬だけ影が落ちたような気がしました。

 

前半で感情を顔に出すことが少ないんですが、後半はどんどん感情を表していくアンジョ。

ジャベールがスパイだと知った時は殺しにかかりそうな勢いをどうにか自分で抑えてる感じだったし、ガブローシュが死んだときの動揺は半端じゃなかった。落胆や悲しみ、とかではなく、もはやパニック起こしてるんじゃないかってくらいの動揺。今まで観たどのアンジョよりもショックを受けてた気がします。

「市民は来ない 僕らは見捨てられた」のあたりは本当にボロボロで、その前から立ってるのが精一杯なんじゃないかってくらい満身創痍で、仲間たちに背中叩かれながら叱咤されてて。

 

溢れ出るほどあったはずの自信が、うまくいかない現実を目の前に崩れていくのが何とも切なかった。

 

f:id:mikkerables:20160310001619j:plain

グランちゃんがDWMで歌いあげて俯いたあと、スッと肩に手を回すんですが、そのままその手は彼に触れることなく引っ込められ。

数秒間、どうすべきかと震えていた手。いろいろな葛藤があるように見えました。

 

どんどんボロボロになっていくアンジョ。

マリウスが撃たれたときは足元もぐらついてるくらいのボロボロさ。

だったんです、が。

 

撃たれたマリウスのもとに駆け寄ったとき、そばにいたグランテールと目が合います。

そこからの立ち直りはとても早かった。

ふたりでスッと立ち上がり、笑顔で握手。

 

f:id:mikkerables:20160310002640j:plain

初期の自信に満ち溢れたアンジョが戻ってきた瞬間でした。

もっと麗しく描けなくてごめんねウヒョクンジョ。

一部棒人間でごめんねアンジョとグランちゃん。

 

思い描いた未来とはかけ離れた現実を目の前にして心身ともに崩れていくアンジョルラスにとって、自分のことを信じ続けてくれるグランテールの存在はそれはそれはありがたかったんじゃないかなと。

グランテールがいなければあの最期もなかったんじゃないかと思わせるくらい、印象深い握手でした。

あのアンジョが最期までアンジョでいられたのは、グランテールのおかげじゃないかなあ。

 

 

ぜんっっっぜんうまくまとまらないし絵もぜんっっっぜん描けてないから伝わる気が全くしない!けど!このへんで終わります!偏りすぎにもほどがあってごめんなさい!

 

2016/3/6(日)夜:フランケンシュタイン

 

フランケンシュタイン日本公演、おめでとうございますー!!!

好き!と思ったものはみんなと共有したいので、この発表を待ってました。嬉しい。

 

せっかくタイムリー(?)にレポ書くので、観たことない人に向けてちょこちょこあらすじ入れながらレポしていきたいと思います。

何の予備知識も入れたくない!まっさらな状態で観劇したい!って方には、ネタバレになってしまうのでご遠慮いただけたら。

 

 

前回の渡韓のときに泣く泣く手放したドンソクビクターのフランケンをリベンジすべく、行ってきました今年2度目の韓国。

観てきました2度目のフランケン。

 

f:id:mikkerables:20160310235951j:plain

今回のお目当てはこちら。

チョン・ドンソクさんのビクター博士。

 

 

f:id:mikkerables:20160311080838j:plain

この斜めからの角度が美しすぎて絶対に観たかったドンソクビクター。

本物もめーーーーーーっちゃくちゃ美しかったです。かっこよすぎ。

 

ミュージカル【フランケンシュタイン】の舞台は19世紀のヨーロッパ。

ナポレオン戦争真っ只中。

「死なない戦士」の研究として生命を創り出そうとしているビクターが、縫合手術の天才アンリに出会うところから物語は始まります。

f:id:mikkerables:20160311001340j:plain

アンリ……!!!

 

私が今回観たハンチサンさんのアンリ、176cmあるらしいんですが、ドンソクビクターが186cmあるからか、めちゃくちゃ小さく見えて…………か、かわいい……!!

ポケットに入れて持ち帰りたいよ〜〜〜ってなりました。無理。

こんなに存在が可愛い30代男性いていいの?

このアンリがまた真面目で健気で可愛いやつなのです。

いや韓国語だから何言ってるかはさっぱりでしたが、オーラとか表情とかいろいろ。

 

実を言うとウヒョクさんのアンリで美青年ペアが観たいと思ってたんですが、登場した瞬間からメロメロでした。私が。

(ウヒョクアンリは日本公演のあと来日公演してくれると信じてる!!!)

 

このアンリ、生命の創造という禁忌を犯そうとするビクターに初めは反発してたんです、が。

 

「君の手にヨーロッパの平和がかかってるんだ」

と協力を要請されて

「命令ですか?質問ですか?」

と返したアンリに

f:id:mikkerables:20160311001850j:plain

っておでこコツンて……

 

 

た……

 

たらしだ〜〜〜〜〜〜!!!!!

 

 

そして

 

f:id:mikkerables:20160311002215j:plain

 

堕ちた〜〜〜〜〜!!!!!

 

いや堕ちるよあんなんされたら誰でも……ってひとり悶える私。

そして「友として」頼まれたことに嬉しそうなアンリがまためちゃくちゃ可愛い。

努めて表情に出さないようにしながらも、口の端が緩んじゃってるのが何とも可愛い。

ちなみにこのおでこコツンはドンソクビクターならではのようなので、あっきーかっきーにこれを期待したら裏切られる!かも!

補足しておくとアンリはビクターの確固たる信念に心動かされて研究に協力することにしたらしく、決してイケメンにおでこコツンされたからとかいう邪な理由じゃないです念のため。いやわかるか。

 

なかなかうまくいかない研究を重ねヤケになるビクターをも、アンリは支え続けます。

酒場のシーンはふたりにとって、最初で最後の明るくて楽しい曲目。

酔っ払っておどけるふたりがとっても可愛い。

しかし、そんな平和は長くは続かず。

 

アンリはビクターの犯した殺人の罪を自ら被り、捕まってしまいます。

判決は、死刑。

真実を言うように訴えるビクターに、柵越しに額をくっつけながらアンリは言います。

f:id:mikkerables:20160311002713j:plain

 

いや……だから……

泣くに決まってるだろー!!!

 

この『君の夢の中で』は涙腺崩壊必至です。

レミでアンジョされてた野島さんが「まるで恋人に向けた歌みたい」だと言ったらしいほど、アンリのビクターへの想いが伝わってくる熱い歌。

君の夢の中で生きていけるなら本望だから、君は生命創造の夢を諦めるなと、そう言い残して首を落とされるアンリ。

額を合わせるのは、初めて会ったときのビクターの言葉が嬉しかったからなのかなあ。

 

アンリの死刑執行後、ビクターはその首を持ち帰り、再び研究に打ち込みます。

そして、アンリの首を持った怪物が誕生するのです。

目を覚ました怪物に「アンリ!」と叫ぶドンソクビクターの姿は、研究者としてよりも一人の人間として、男として、唯一無二の親友の復活を心から喜んでいるように見えました。

だからこそ、その親友の顔をした生命が親友そのものではないと知ったときの絶望は計り知れないものだったんだろうなと。

結果的に執事ルンゲを殺されたビクターは、アンリの顔をした怪物を殺そうとします。

逃げていく怪物。悲劇が始まったところで、インターミッション。

どう考えても辛い展開しか予想できないのに、早く2幕が観たくて仕方がなかった20分間でした。

 

2幕では、ビクター役の二役目のジャックが登場します。

ビクターのときの俺様イケメンとは打って変わって、いい感じに気持ち悪い。※褒めてます

闘技場(見世物小屋)の女主人の旦那なんですが、きゃぴきゃぴくねくねしてて、もはや女主人の方が男らしい。ちなみに女主人はビクターの姉エレン役の女優さんが演じます。

一方怪物は、アンリのときの誠実さや優しさが一切失われ、無機質な、人間ではない何かに。

f:id:mikkerables:20160311222837p:plain

すっごいどうでもいい話ですが、母親に「一人二役しなきゃいけないくらい人手不足なの?」と言われたこの一人二役。もちろん人手不足なんかではなく、二役ならではの面白みが詰まってます。何度、ビクターと同じ顔でアンリと同じ顔にそんなことしないでー!!って叫びたくなったか。

 

ただこの闘技場の場面、アンサンブルもがっつり踊ってるので密かに眼福だったりします。特に鎖を使ってのラインダンスっぽいやつが好き。……ラインダンスじゃないんだけど、うまく言い表せないこの語彙力が恨めしい。

f:id:mikkerables:20160311225325p:plain

※こんな楽しい雰囲気ではありません。

 

鎖の先には怪物が繋がれていて、悲鳴をあげる度に胸が張り裂けそうになり……ながらもアンサンブルの方々の肉体美と統率のとれたダンスに惚れ惚れ。怪物、ごめんね。

 

ダンスといえば私、そんなに予備知識を入れていかなかったので初めて観るまでフランケンは完全な歌演目だと思ってました。レミゼみたいな。でも、いい意味で裏切られました。アンサンブルの動きに何度魅せられたことか。

個人的にはダンスもフランケンの見どころのひとつだと思ってます。好きなダンサーさんがキャスティングされたらいいなあ。そんなに詳しくないけど。

 

 

f:id:mikkerables:20160311231522p:plain

この見世物小屋での出来事を経て、人間への、そしてビクターへの憎悪を膨らませていく怪物。

誰よりも望まれてこの世に誕生したはずなのに。望まれずに生まれてきたわけではなかったはずなのに。人間に虐げられながらあそこまで話せるほどに言語を習得していった過程を思うととても切ないです。

あの可愛いアンリは今や影も形もなく、復讐に燃える怪物が存在するだけなのでした。

もう怪物の存在が悲しくて可哀想でいとおしくて、「誰かに抱きしめられて笑いたい」と歌う姿は、私が代わりに抱きしめてあげる~~~~~!!!!!って舞台に上がりたいレベルでした。いらん世話だ。

 

未見の方は、是非劇場で結末を味わってください!

いや結末知っときたい!って方がいたら遠慮なくお伝えしますけども。

 

まだ観てない方でこれを読んでくださってる方がいらっしゃるとしたらきっともう観るつもりなんだとは思うんですが……

 

ほんとに!魅力が詰まったミュージカルなので!ぜひ!重いけど!

ほんとに!心からお勧めできる素晴らしい舞台なので!ぜひ!暗いけど!

 

映像の使い方も面白いです。オーバーチュアの映像は、なんというか、とても新鮮でした。これから始まるんだ!というワクワク感を増幅してくれる感じ。

 

 

最後に、この日のカテコ。

ペアにもよりますが日によっていろんなパターンのカテコがあるようです。

内容が内容というか、とっても重くて腹にずどんとくる物語なので、カテコでの笑顔のふたりに救われます!!!

日本公演でも是非このスタンスを維持していただきたい!切実に!

 

この日は親指を立ててサムズアップしたビクターに対して怪物も応え。

ふたりでエア指相撲のように指をパタパタ。

そして舞台後方へ下がり。

 

f:id:mikkerables:20160311003633j:plain

ドンソクビクターに拍手を、的な身振りをしたあとドンソクさんを讃えるチサンさん。

 

 

f:id:mikkerables:20160311004114j:plain

一緒に拍手されようよ的に誘うも、いいから〜と流されるドンソクさん。

 

一瞬の間、のあと。

 

 

f:id:mikkerables:20160311004236j:plain

後ろからがっちりホールド!!!

 

かーらーの!!

 

f:id:mikkerables:20160311234808p:plain

左右に揺さぶるドンソクさん!びっくりしたあと笑うチサンさん!

語彙力なくて全く伝えられないけど、ほんとに可愛かった。なにこの可愛さ。

 

 

f:id:mikkerables:20160311004459j:plain

貼り忘れてたけど、この日のキャストはこちら。

全ペア全く違って見えるらしいので、できるならもっとたくさん観たかったなあ。

 

 

最後に。

ここから下は、物語のラストに関わるのでそれは知らないままでいたい人はご遠慮ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撃たれたあとのアンリ。

f:id:mikkerables:20160311003124j:plain

アンリの記憶がある証のように額をくっつける怪物が何とも切なかった。

そのことに気付いたビクターのやりきれない表情も。

 

幸せになれる形はなかったのかな、なんて、考えてもどうしようもないことを考えてしまう今日この頃でした。

物語を否定するわけではないよ!念のため。

 

フランケン日本公演、早く観たいなあ!