なんでもないこと、みーっけた

飽きずに綴っていけたらいいな

みけ的イェグリンアワード2023

さて、今年もあっという間に年末になり、みけグリンの季節がやってきました。イェグリンって何やって人のために一応解説しておくと(1年ぶり7回目)、韓国ミュージカル界の大型授賞式です。ミュージカル版アカデミー賞みたいな。そんなイェグリンアワードを独断と偏見のみで勝手にやっちゃおう的な、私的イェグリンアワード。フォロワーさん達に便乗した形で2017年から地味にずっと続けてるみけ的イェグリンアワード略してみけグリンですが、本家イェグリンは2019年を最後に中断しているということに今更気付きました……。気にせずに続けていこうと思います!

 

ちなみに昨年はこちら

mikkerables.hatenablog.com

 

総観劇数:72回

 

ミュージカル:67回
演劇:2回
コンサート:3回
作品数:30演目

 

渡韓自体は22回の予定だったのですが、1回体調不良でキャンセルしたこと、年末を諦めたことで21回でフィニッシュでした。昨年は半年で7回だったことを考えるとちょっと飛びすぎている気がしますが、昨年は半年と言いながらもPCR検査がなくなった10月からタガが外れたため、実質3ヶ月で6回飛んでるんですよね。1年まるまる飛ぶことができた今年、21回飛んでしまったのも当然の流れだったのかもしれません。


【作品賞】OZ
楽しかった~~~~~~!!!!!スンホンくん目当てで観に行ったのですが、作品自体がかわいいし楽しいし笑えるし泣けるし曲もいいし、って感じで大好きな作品になりました。背景や描かれてない部分などを深く考えたくなる作品も好きですが、やっぱり軽い気持ちで楽しめる作品は最高ですね!!スンホンくん出てたら無条件で通いつめてしまう私ですが、せっかくなら楽しい作品に通いたい。なのでOZに出てくれてほんとに幸せでした。キャラクターも全員かわいいし、いい人だし、現実を忘れさせてくれるハッピーミュージカル。前述した通り泣ける部分もあるしただただハッピー!な作品ってわけでもないけれど、いつも癒やされて、温かい気持ちで劇場を後にしていた覚えがあります。2ヶ月ちょいという期間で10回スンホンくんで見れたので悔いはないですが、早くまた再演してくれたらいいなと思います。定期的に見て癒やされたい作品。スンホンくん以外のジュンも見てみたかったです。現地で観てこその作品とは思いますが、いつか中継で残してくれたらいいなあ。キャラクターのひとりである버튼が<ボタン>なのか<バートン>なのかは、日本版上演の時に判明するでしょう!笑


【主演男優賞】ミン・ウヒョク(英雄/レミゼラブル)
2017年からみけグリンを見守ってくれた方なら、この画面の前で「やっぱり」という顔を浮かべてらっしゃるかもしれません。でも、どんなに考えてもウヒョクさん以外はいないんですよね……!!!推し以外部門、とかを設立した方がいい気がしてきました。来年以降の課題(?)にします。大好きなレミゼを大好きなウヒョクさん主演で観れる、こんな幸せなことはありません。今年レミゼがあるって聞いた時から、2023年主演男優賞は決まっていたようなものです。期待しすぎていると実際に観た時に「思ってたほどでは……」ってなったりすることもありますが、ウヒョクさんのバルジャン、最高でした。そもそもウヒョクさんで期待を下回ったことなんてないですが……。慈愛に満ちた眼差し、怪力設定がよく似合うガタイ、力強く歌いあげる張りのある声、全部がよかったです。英雄は作り上げる過程で本当に大変だったと様々な場所で仰ってましたが、大号泣するくらい感情移入してしまう、そんな素晴らしい役作りでした。ウヒョクさん、来年もついていきます!!!!!


【主演女優賞】ミン・ギョンア(レッドブック
かわいさと愛らしさとかっこよさを兼ね備えたギョンアさんのアンナ、こんなの好きにならない人なんています!?ずっと観たかったけどなかなかタイミングが合わなかったレッドブック、観るなら絶対ギョンアさんで観たいと思っていたのですが、大正解でした。もちろん他の方のアンナも素晴らしかったと思いますが……!めちゃくちゃ魅力的なアンナで、死ぬほど治安の悪かった席でしたがギョンアさんのアンナがかわいすぎて最後までニコニコで楽しめました。しゃべる、何十回水を飲む、揺れる、傾く、咳する……今まで観てきた中で最悪の客たちが前にいましたが、それでもギョンアさんのアンナのおかげで楽しめました。いなかったらもっと楽しかったと思うとちょっと悔しいけども!!再演でまたギョンアさんが出演されたら絶対また観たいです。


助演男優賞】キム・ジオン(ミス/ビースティ)
ミスは者乙山君の方が主演な気がしますがひとまず置いといて、まさに믿고 보는 배우(信じて見る俳優)。とにかくキャラクター解釈と演技と表情とじおんくんだけのディテールにドハマりした一年でした。元々ミスもビースティもギュウォンさん目的で観に行ったのですが、じおんくんの役作りがとにっっっっっっっっっかく良すぎて、見れば見るほど「えっ好きすぎる……」という気持ちしか溢れませんでした。特にビースティはビジュアルから何から完璧すぎて、私がビースティの世界のヌナだったら全財産おんジュノに捧げてしまうところだったかもしれません。ビューサンはちょっと解釈違いでしたが、それ以外はほんとに毎回叫びたくなるくらい最高のキャラクターを差し出してくれたので(?)感謝しかなかったです。ミスもビースティも個別でブログで語り尽くしたので改めて言いたいこともそんなにないんですが、きむじおん最高、これだけは本当に言い残しておきたいです。ただじおんくんの場合は単体で大好き!推し!というよりは相手ありきで、他のキャラクターに対する接し方や表現がめちゃくちゃ好きなんですよね。なのでそういう意味でも、助演男優賞がぴったりだなと。アーサースコンでみんなが悲鳴をあげかけた最高の演出も、あれはきむじおん演出様が手掛けたのでは……?って勝手に信じてるくらい、じおんくんの解釈に全信頼を置いています。もはや妄信。ということで来年も素晴らしいディテール期待してます!


助演女優賞】ルミーナ(レ・ミゼラブル
う、歌うま~~~~~~!!!!!!!!!あまりの歌のうまさに劇場で衝撃を受けました。日本の方と聞いて気になってはいたのですが、想像以上にめちゃくちゃ良くて。実力のある人気俳優さん達が集うオーディションで、突如現れて会場を騒然とさせたというのも納得の歌のすばらしさでした。私は音楽の良し悪しを聞き分ける耳を持ち合わせてるわけではないので基本的に「みんな歌うまい!」みたいな残念な感想しか浮かばない人間なのですが(そもそも韓国の俳優さんみんな歌うまいし)、ルミーナさんが歌をうたい始めた時は度肝を抜かれました。天使の歌声。歌の話ばっかりしてますが役としても、強くてかっこいい、でも健気で繊細な素敵なエポニーヌでした。ぜひまた別の作品でも拝見したいです。


【ペア賞】パク・ギュウォン&キム・ジオン

(ミス/ビースティ/伯爵/ザ・デビル)

21回渡韓してしまった、最大の原因であり敗因。このふたりだけを観るために飛んだのが3回、その内2回はほんとに1公演を観に行きました。昔の飛行機代なら許されたかもしれませんが、サーチャージも爆上がりしているこのご時世、1公演で飛んでいる場合ではありません。でも!!!!!!!飛んでよかった!!!!!!!!!!!まだまだたくさん観たかった気持ちはありますが、行ける分は行ったので悔いなしです。ミュオタをやる中であんまりペアで推すっていう概念がなかったんですが(推しとのペア役はこの人の回が楽しいな~くらいのゆるい感情はあれど)、「えっもう全部このペア固定で観たいんですが……?」という重い感情を抱いてしまったのは初めてでした。そもそも1年で4作品も共演、しかも同じ配役がひとつもないから全てでペアが見れるっていうのもなかなかないですよね。そういう意味でもめちゃくちゃハッピーな一年でした。昨年のアンナ、チャイコフスキーの時は特にペア推ししてはなかったんですけど、ペア固定で観たい感情が湧いてから中継で観るとめちゃくちゃよかったです。好き。じおんくんのところでも言った通りミスとビースティのブログで散々語ったので特にもう語ることもないんですが、何度でも見たいくらい大好きなペアになりました。今年のラスト観劇はギュウォンさんとじおんくんが所属している事務所のコンサートだったんですが、役なしでワイワイやってるふたりもかわいかったです。どういう方針かはわかりませんが事務所のセット売りに感謝してるオタクなので、来年もぜひ!!セット売りでお願いします!!!!

 

 

(12/31:あ〜〜この賞いれとけばよかった!が諸々出てきたので追加します!!!)

 

【楽曲賞】種の起源

レッドブックと迷ったんですが、聴けば聴くほど「やっぱり好きだなあ〜」という気持ちになったので種の起源に。種の起源ミュージカル自体は、原作の〈一人称で語られるからこその居心地の悪さ、不快さ〉を舞台で表現するのは難しいこともあってか、原作の面白さを上手く表現できてなかったかも、という所感なのですが、なんやかんや曲と俳優さん達の演技が好きで通ってました。(PV見てる気持ちで見たら楽しいよ!って友人に言ったら、それは楽しいの…??って憐れみの目を向けられましたが)特に〈ミスハルメ〉は癖になるナンバーで何度も聴いたなあ。スペシャルカーテンコールがなかったのでOSTだけにしか残ってないのが残念なのですが、〈俺はお前の頭の中の青軍、白軍〉というナンバーも好きでした。その他にも好きな曲がたくさん!再演があったらまた曲を聴きに通ってしまう予感です。

 

【アンサンブル賞】英雄

ミュージカルとしての完成度が高いのはもちろん、アンサンブルのクオリティがすごく高くて鳥肌が立ちました。やっぱり日本人としてはこの題材を取り扱った作品をエンタメとして消費してしまっていいのか気になる部分はあったんですが、観てよかったという気持ちしか残らなかった英雄。理由はたくさんありますが、その内のひとつはアンサンブルだと思います。迫力あるダンス、優雅な舞い、素晴らしい演出も相まってとにかくアンサンブルから目を離せなかったです。元々個人的にダンスの迫力があるミュージカルが好きなのでウエストサイド物語からミュオタになったんですが、当のウエストサイドの方はいまいちハマらず……。(でもベルナルドの俳優さんはめちゃくちゃダンスが上手かった!)いやもちろん好みの問題ですし本家のアンサンブル賞を受賞されてたくらいなので否定をするつもりはないのですが、ダンスに惹かれなくなったのかな……?って自分の感度の低下を疑っていたので英雄ですごく感動できて、そういう意味でも嬉しかったです。来年もアンサンブルが素晴らしい舞台に出会えますように。

 

【新人賞】ホン・ギボム(イーライ/ビースティ/さちる/ちるちる)

脅威の2001年生まれ。アンナチャイコフスキーのアンサンブルの時からひとりだけめちゃくちゃ顔がいいなと思ってましたが、ギュウォンさんじおんくんと同じ事務所所属ということで気になる存在に。どんな演技をするんだろう?って気になって行ったイーライでは傲慢なお坊ちゃん役がめちゃくちゃ似合ってて、ビースティではかわいいマンネ、さちるではかわいい弟分、ちるちるでは切ない役どころを上手く消化しててますます好きになりました!昨年のアンナチャイコフスキーでデビューですが、歌も上手くて演技もできる。ビースティでは先輩達からアドリブや無茶振りの洗礼を受けてましたが、一生懸命でよかったです。まあこんなそれっぽいことを言ったところで、ほんぎぼむかわいい!!!!!の一言に集約されてしまうのですが……。アーサースコンでも遺憾無くマンネのかわいさを発揮していて、こんなマンネおったら可愛がるしかない!!!!!!って私の中のヒョン心(?)が刺激されました。来年もマンネとしてかわいさと、俳優としての歌や演技も楽しみにしていきたいです。

 

【先輩賞】ビョン・ヒサン(さちる/ドライフラワー

存在が先輩。ドライフラワーに関しては別に先輩役でもなんでもないんですが、なんだろう、溢れ出す先輩感が好きすぎるので勝手に賞を捧げたいと思います。ほんぎぼむがヒョン心を刺激される俳優さんなら、ヒサンさんはトンセン心(?)を刺激される俳優さんかもしれません。(謎のワードを増やすな)初見はイーライの校長先生だったのですが、なんかこの校長先生かっこいいな?他のでも見てみたいな?って思っていたところほんぎぼむと一緒にさちるに出ると聞き。軽い気持ちで観に行った結果、さちるでの先輩っぷりに「好き!!!!!」となったのでした。四季に一時期いらっしゃったとのことでフォロワーさん数名にもヒサンさん好きな方いらっしゃったんですが、私も四季時代のヒサンさんちょっと見てみたかったなあ〜とも。その時も先輩だったのかなあ(?)あまりの先輩感の溢れっぷりにまともに語ってませんが、かっこいいし声もいいし歌も上手いし演技もいいし先輩要素以外も好きなので、来年も色んなヒサンさんが見れたら嬉しいです。

 

【事務所賞】アーサース・アーティスト

友人に「ミュオタで事務所箱推しすることってあるんだ」ってしみじみと言われたんですが、ありました。そもそも何かと単体で推しがちで箱推し自体したことなかったので自分でもびっくりですが、アーサース代表の好みがドンピシャな気がします……。믿고 보는 대표님♡(信じて見れる代表)(???)みんな代表から直々にお声がけ頂いたって話を聞いて、ますます代表への信頼度が増しました。代表にお歳暮送りたい。アーサースコンまで実現して頂いて、これからも箱推ししていく、と気持ちを新たにしました。ちなみに勝手にアーサースって呼んでますが、日本語式表記だとどうなるのかよくわかってません……。아더스なので最初はアーサーズって呼んでたんですが、アーサーの本来のスペルであるArthurをもじってArthus?usを入れたかった?それならアーサアス→アーサース?っていう勝手な予測です。ただArthusってアルサス反応(調べて初めて知った用語)のアルサスなんですね……。由来を聞かないことには何が正しいかわからないので、いつか〈代表に質問!〉コーナーがあった際は質問してみたいと思います。(そんな日来る?)私の周りにはアーサース呼びで広めてしまったので、もし違った時は全力で訂正に回りますね!

 

 

 

 

(追記ここまで)

 

 

 

:一年を振り返って

前半は飛べる時は飛ばなきゃ精神で無茶をしがちでしたが、後半は落ち着いて……落ち着いて考えた結果、やっぱり今飛ぶしかない!と渡韓を決めた日々でした。落ち着いてない。つい俳優メインで観劇を決めがちなので多種多様な作品を観る、ということがなかなかできませんが、それでも気になる作品はわりと観れたのでよかったかなあと。結局は推しを見るのがいちばん楽しいので来年も推しを最大限に押し込みつつ空いた枠で気になる作品を観に行く、という形になりそうですが、悔いのないように、しかしたまには通帳を確認して正気を取り戻しながら!!遠征日程を組んでいきたいようと思います。できれば月1渡韓で抑えたい……。友人たちには「月1は抑えてるとは言わないよ」と言われますが、月1で抑えたら今年の半分です。でも観れる作品が減ってしまうのは悲しいので、1渡韓でたくさん観れるような日程が組めたらいいなあ。ただ年17回までは四捨五入すると月1なことに気付いたので、理論上は月1と言い張って飛びまくってるかもしれません。

 

来年も楽しい観劇ライフが送れますように!!