なんでもないこと、みーっけた

飽きずに綴っていけたらいいな

2/10(金)夜:ペントム(Phantom) 2幕

さて2幕。
相変わらずかわいいかわいいしか言ってない、中身が全く伴ってないレポですあしからず。
 
ボートはエリックが操縦してるんだよ〜と聞いてたので、この棒をこっちに倒したらこっちに回るのか〜とかそんなところばっかり気になっちゃって。
 

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うまく伝えられないけどこの立ち姿が好き。地下に住んでる顔のない人たちの動きも、何とも言い表せないかっこよさがあって。いやもちろん怖いんだけど、得体の知れない不気味さがあるんだけど、地を這うようなダンスが印象に残った。
 
エリックの部屋に辿り着いて、クリスティンをベッドに運ぶシーン。クリスティンへの愛とか愛しさとかが伝わってきて、微笑ましい。ベッドには天蓋がついてたり、装飾してあったり。グレゴリーみたいな置物があったり色々おどろおどろしい部屋には似つかわしくないベッドなんだけど、クリスティンのために作ってたのかなあと思うとかわいいなと。いや、考えてみるとあれ、連れてくる前提で勝手に作ってたのか。かわいいで済ませていいのかわからなくなってきたぞ。笑 済ませるけど。
 
お母さんの羽織っていたものを顔にあてて匂いを嗅いでるの見て、マザコンだー!って思ったけど、幼い頃のエリックにとっては母が全てだったんですもんね。そりゃ依存するよね。母が全ての世界を失って、残ったものが自分の醜い顔だけなんて切なすぎる。その大好きなお母さんの羽織りをベッドの横にかけて、怒りの仮面をつけてカルロッタを殺しにいくエリックの姿が悲しい。
 
エリックの父キャリエールに明かされるエリックの過去。若い頃のお母さんとお父さんの出会いから始まるんですが、お母さんが美しい!そして儚げ。幸せな時間、お父さんの裏切り、教会へ救いを求めるもの救われず、エリック誕生……全てのシーンに出てくるストール?ショール?が印象的で。しかもすごく自然なんですよね。ひとつの道具が形を変えて何度も出てくる演出が大好きなので、面白いなあと思いながら観てました。イチャイチャする道具(言い方)になったり、教会へ救いを求めるときにマリア様のように頭から被ったり、エリック誕生ではまるで赤ちゃんを包んでいるように丸めて愛おしそうに見つめたり……。すごく好きな演出のひとつでした。子役くんの顔を見せない演出も上手くて。まだ仮面をつけてない少年時代なので基本は後ろ姿だけど、登場のシーンは母のショールに隠れて出てきたり。ここも自然というか、所作が美しくて、好きなところでした。あと母が歌うところ全て暗転された場所にいるクリスティンが歌うのも、なるほどと思った演出のひとつでした。エリックにしてみればクリスティンの声は母そのもので、母が全てだったエリックにとってそれはもう運命の出会いに違いなかっただろうなと。ただ私鈍いので観る前にフォロワーさんが教えてくれなかったら、クリスティンが声あててるの気付かなかったかもしれない……。笑
 
カルロッタを殺すシーンは焦げ臭いよって聞いてたんですが、ほんとに焦げ臭い。これは丸焦げだ。ボートのシーンかな?スモークもすごいなと思ったけど電気もすごい。
 
カルロッタを殺して、息を切らしながら帰ってくるエリック。エリックがひとりの人間として描かれてるのがすごく好き。いろんな感情が伝わってくるから、ついつい感情移入してしまう。クリスティンの寝ているベッドの端にそっと座るエリックがかわいくもあり、切なくもあり。寝ているクリスティンに触れようとして、でも触れられないのにきゅん。その純粋さ臆病さがあるからこそ、ジョセフケイやカルロッタを殺すことができたのかな。
 
楽しみにしていたピクニックのシーン。束の間の幸せ。フランケンで言うところの酒場だよって言われて納得。一生懸命森とか動物とか作ったのかなあって思うとかわいいんだけど、ひとりで黙々と作ってるエリックを想像したらとっても切なかったです。顔のない友だちも手伝ってくれたのかな。ピクニック自体はほんとに幸せで。ピクニックしよう!って言ってるエリックが生き生きしててめちゃくちゃかわいい。しようしよう!ってなる。(私じゃない)もうエリックが嬉しそうなのが仮面越しに伝わってきて、見ているこっちまでニヤけてきちゃいました。森の説明してるときもウキウキしてるというかソワソワしてるというか、挙動不審。でもそんな舞い上がってるエリックがかわいいのです。そして、フォロワーさんに教えてもらった萌えポイントの中でも特に可愛かった&ごり押しされたのがピクニックの中のふたつで。
 

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ひとつは「わーふくろうがいるよー」な棒読み。注意の引きつけ方が子ども以下です。かわいすぎか。もうひとつは詩集の渡し方。クリスティンに「詩は好き?」って聞いて頷かれ、だよねーってカラ笑いするのも面白いんですけど、下向いて手を伸ばして「ん!」って感じでお気に入りの詩集をクリスティンに突き出すエリックが一生懸命すぎてかわいくて。
 

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ドキドキが伝わってくるよ!ついつい応援したくなります。エリック、ピュアすぎるよ。
 
で、ほのぼのシーンはここまで。クリスティンに顔見せてって言われて固まるエリック。無理無理って断るけど、クリスティンはめげません。
 

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むーりー!とばかりに全身で拒否するかわいいエリックですが、私の愛を信じてみたいなことを熱く歌い上げるクリスティンに心動かされ、決意を固めます。期待と、緊張を背負った後ろ姿。震える腕。ゆっくりと仮面を外し、ゆっくりとクリスティンの方を向くエリック。僕の醜い顔を母のように受け入れてくれる存在かもしれないと、このときどれだけ胸の内で期待していたかと思うととても切ない。切なすぎる。この顔を受け入れてくれる人なんていないと思って生きてきただろうけど、大好きな人にあれだけ熱をもって大丈夫だと言われたら、信じたくもなりますよね。結果は、悲鳴をあげて逃げられてしまうけれど。クリスティンの恐怖に固まった顔を見て、サッと仮面を戻すエリックに泣きそうになりました。やっぱりダメだ。って。期待の蕾が踏み躙られた瞬間。見ていて辛かったです。
 

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うぇー!!!!!
と叫ぶエリック。(絵のクオリティは置いといて)そりゃ叫びたくもなるわ!ほんと、何故だー!!!!!ひどい裏切りだ。懸命の思いで外したのに、素顔見せたのに、悲鳴あげて逃げるってなんなんだ。それなら期待させないでくれ。思わせぶりなこと言わないでくれ。エリックの心を引き裂かないでくれ。残された母の羽織りを投げようとするも、結局投げることができず、大切そうにぎゅってするのもまた切ない。たーぴりょおぷそ。裏切られてもなおクリスティンを求めるエリックに、クリスティン戻ってきて……って胸が苦しくなりました。全力で逃げて行ってフィリップ伯爵に助けられるのも、そんなに……??って泣ける。
 
クリスティンを追っていって警察に腹を撃たれたエリック。駆け寄るキャリエールを制すように「けんちゃな」と手を出すけど、全然けんちゃなじゃないよ!大丈夫じゃないよ!だけどキャリエールの話で、自分の父だって勘付いたときの表情が柔らかくて。キャリエールにそれを確認するときの表情が優しくて。仮面を外せばそこにあどけない顔をしたエリックがいるんじゃないかなって想像できるような、雰囲気をしてました。キャリエールに後ろから抱き締められて、その手を掴みながらの泣き笑い。口を開けて笑ってるのに、泣いてて。そのあと口を閉じて涙をこらえる姿と合わせて切なくて、忘れられません。
 
ラスト。囚われたエリックがキャリエールに「やくそっけよ?(で合ってるかわからない)」って子どものお願いみたいに無垢な声で言ったあたりからひとりで号泣してました。いやひとりではない。周りも泣いてた。パリ中に晒される前に殺してくれと願うエリックに、葛藤するキャリエール。そして、決意をして、撃つ。天を仰ぐ形で降りてくるエリックが美しくて、でも、涙でぼやけててはっきり見えませんでした。駆け寄るクリスティン、仮面を外してキスをして。息絶えたエリックを抱きしめるキャリエール。ハッピーエンドではないことは知ってたけど、あまりにも悲しすぎました。
 
カテコ、プリンシパルの方々がひとりひとり歌ってくれるスタイルなんですね。これ好き。一輪のバラを隠し持っていてクリスティンに差し出すエリックかわいい。まあ!って心底嬉しそうなクリスティンもかわいい。そんな微笑ましいやりとりのあと、ひとり舞台奥に歩いていくエリック。そっと仮面を外し、振り向く!暗転!0.5秒くらいかな、素顔のドンソクさんが見えました。ここの顔が見えたり見えなかったりで客席が大盛り上がりだそうで。今回は成功(?)だったらしくて、サムズアップなお客さんたちがたくさんでした。
 
人と関わることが本気で苦手で、いつも引きこもってて、不器用で、子どもで、純粋で、そんなエリックが愛おしくなるペントムでした。
 
ドンソクさんの顔が見たいー!もったいないー!とは思ったけど。笑 すっっっごく素敵な舞台で、すっっっごく素敵なペントムで。ますますオペラ座に住む怪人、いや、エリックが大好きになりました。ソウル公演もう終わっちゃうのかあって感じです。釜山行きたかったなあ。
 
最後に、今回のキャスト。

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撮影スポットも素敵でした。

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