なんでもないこと、みーっけた

飽きずに綴っていけたらいいな

みけ的イェグリンアワード2022

いつも年末に今年の総決算!的な感じで開催しておりました、みけ的イェグリンアワード。みけグリン。イェグリンって何やって人のために一応解説しておくと(1年3ヶ月ぶり6回目)、韓国ミュージカル界の大型授賞式です。ミュージカル版アカデミー賞みたいな。そんなイェグリンアワードを独断と偏見のみで勝手にやっちゃおう的な、私的イェグリンアワード。

 

ちなみに前回はこちら。

mikkerables.hatenablog.com

 

2022年は、ついに渡韓解禁!という待ちに待った年となりました。コロナの状況や飛行機の価格高騰などでまだまだ今まで通りに渡韓、というわけにはいきませんが、2021年のどう頑張っても遠征できないという状況に比べたら天と地の差。これを書いている2023年3月現在、コロナ前のように韓ミュ仲間のお友だちに会えることが少しずつ増えてきたなあと感じています。個人的には8月が渡韓解禁となりました。とはいえまだPCRが必須だった頃、仕事用のパソコンを持って職場のデスクに万が一の場合のメモを忍ばせて(いや渡しとけよ)決死の思いで飛んだことはこれから先も忘れられない気がします。それもあってか、10月にPCR検査がなくなったことで全ての理性が吹き飛んでしまった2022年。渡韓数、7回。10月に3回、12月に3回という謎のペースで渡韓をキメてしまったのでした。いやみけグリンってこんな自分語りするものじゃなかったよね!?

 

最初から脱線してしまいましたが、気を取り直してみけグリンの発表に移っていきたいと思います。

 

総観劇数:23回

ミュージカル:17回

演劇:3回

コンサート:3回

作品数:12演目

 

【みけグリン賞】イ・スンホン

みけグリン賞……絶対に何か賞は授けたいけど当てはまる賞がない時に時々現れる賞。いや2年半ぶりのスンホンくん最高だったので入賞しないわけがないんですが、ミュージカルではなくコンサートと演劇だったので何?何賞を授ければいいの???ってなった結果こうなりました。演劇ラブレター、正直言ってもどかしさの塊だしキャラクター2人のどちらにも共感できなくて話として好きかと言われると決して好きではないんだけど(ごめんなさい)、それでも10代から60代を演じるスンホンくんが観れたので100点です。歌ってるスンホンくんが好きだけど、色々な表情を観ることができたのでお得でした。(もっとまともな感想ないん)ドデビルコンサートは、SUKI......の一言しか出てこなかったです。2年半ぶりの推しを目の前にするとこんな感想しか出てこないんだなあって思ったけど、2年半ぶりじゃなくても私の感想はわりとこんな中身がないあほなものばっかりだった気がします。2年半っていう月日の中でやっぱりスンホンくんも年を重ねてて、この2年半を直接この目で観たかったよ~~って泣きたくなる夜もありますが(良い感じに言うな)、それでもまたスンホンくんを直接この目で観ることができたのでそれだけで2022年最高の始まりになりました。2022年、8月から始まったんかな。なんかもうスンホンくんを観れた!!!って気持ちが大きすぎてドデビルコンサートの記憶が曖昧なんですけど、上手かった歌がますます安定するようになった気がします。特に高音!!綺麗に出ててめちゃくちゃかっこよかった。見る目にも聞く耳にも自信ないし欲目もあるとは思うけど、イ・スンホンぺうにむ最高と言うことだけはここに書き記しておきたいと思います。スンホンくんが舞台に立ってくれてて私が元気だったらずっとずっと応援していきたいって気持ちも新たにできたので、8月飛んでよかったし、10月も突発遠征してよかったなって。2023年も、どんな作品に出てくれるのか楽しみです。でもひとつだけわがままを言わせてもらえるなら、2023年はぜひミュージカルでも観たいな~~!!!!

 

 

【楽しい年明けをありがとうで賞】ミッドナイト:アクターミュージシャン

ミッドナイトに関しては、大晦日に深夜公演!?カウントダウンやるんかな楽しそう!という完全なノリで友人と一緒に観に行ったんですが、おかげでほんとに楽しい年明けになりました。年末年始の変なテンションも相まってか観劇前後も終始ずっと笑い転げてたんですけど(周りから見たら完全にやばい外国人2人)、ご機嫌で観たミッドナイトも最高で!!!予習ゼロで内容もよくわからないまま挑み、結果的にわからないところ聞き取れなかったところたくさんだったんですけど、曲だったり演出だったり個人的に好きな部分が多くてミュージカルとしてすごく楽しめました。遊び疲れてからの深夜公演だったので正直なところ寝てしまったらどうしようかと心配してたんですが、そんな心配全く必要なかったってくらい一瞬も眠くなる暇がなかったです。サブタイトル(?)通りマルチ的な役割の俳優さん達が俳優兼ミュージシャンをされてたんですが、おばけのようなメイクで演奏したり演技したり時には家具や小物になったりするのが個人的にはめちゃくちゃ良くて、幕が開いてアクターミュージシャンが目に入った瞬間、これは好きかも!と直感するくらいには好みでした。ああいうダークな雰囲気大好き。アントラーズの方も観たいなと思いつつ、なかなかタイミングが合わず……。でも色々と違うと聞いたので、いつかぜひ観てみたいです。アクターミュージシャンも再演が決まったらぜひ観たい!2023年が最高になる予感しかしない最高の幕開けにしてくれたミッドナイトに感謝です。(頭痛が痛い)

 

 

助演男優賞】ソン・テジュン

ドゥソプさーーーーーん!!!!!!!もう今はドゥソプさんではないですが、ついドゥソプさんと呼んでしまうドゥソプさん。ヨボショのドゥソプさん、実は2018年から観たいし観るべきだと思ってチケットを取ってたこともあったんですが、某マジックショーの推し関連で色々ありチャンスを逃すこと数回。やっとヨボショのドゥソプさんを観れました!!!かわいいとかっこいいが共存している永遠の初恋枠。私の中のミーハー心が悲鳴をあげていました。腕縛られたまま肩組むの面白かわいい。

 

【主演女優賞】キム・ウンソル

いわゆるマグル劇である<ハートシグナル>で主演をされていた女優さんなんですが、めっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ可愛かった!!!男女入れ替わりものなのでめちゃくちゃ可愛い顔とめちゃくちゃ良いスタイルでめちゃくちゃがさつな動きをするんですが(男主人公が体育会系でがさつなキャラ設定)、それがまた何やっても可愛くて終始「かわいい......」ってなってました。音響が微妙で音が落ちる部分があってもったいなかったけど、歌もうまくて表情もコロコロ変わって魅力的な女優さんでした。違う訳でまた観てみたいなあ。

 

 

【作品賞】アンナ・チャイコフスキー

【主演男優賞】パク・ギュウォン

みなさん、俳優さんに惹かれた時、どういう基準を越えたら推しって認定しますか?その人をもう一度観たいと思った時?その人が観たくて渡韓を決めた時?渡韓で観れる分すべてその人に突っ込んだ時?今年の観劇数だけで言ったら実質本陣じゃんと言われた時?全然初見じゃないし何ならブラックスーツで10回観てるんですけど、顔がかわいい歌がうまい足が細いの印象は3年前から何ひとつ変わらないままなんですけど、気付いたら2022年で12回観てました。7回の渡韓で12回。韓国では3年ぶりのミュージカル、せっかくならギュウォンさんで観るか~って軽く思い立ったのが全ての始まりでした。ヴァニシングを観て、やっぱりミュージカル好きだな~~アンナチャイコフスキーも観ておこっかな~~みたいな感じで無理やり詰め込んだ観劇。(でもヴァニシング観たのは同時刻に「枠余ってるならばにしん観て!」って連絡してきた友人たちのせいだし、何ならアンナチャイコフスキー観るか迷ってたところを「いってらっしゃい」って笑顔で沼に突き落とした友人たちの……おかげ!!??)ただアンナチャイコフスキーはマッコンも近づいていたのでそもそもチケットとれないかもな……とチケットサイトを覗いてみたら、なんと3列目センターが。制作段階でも色々あって開幕も遅れたらしいアンナチャイコフスキー、売れ行きもそんなに良くなかった様子……。開幕当初は辛辣なレポも多かったとのこと。(あとはロシアが舞台ということでご時勢的にそれだけでちょっと...な観客もいたとの話も)それでも観に行かれた方の感想を聞いて、私は好きかもな~~と思いも強かったので観てみることに。結果、帰国してすぐに翌週のエアを押さえていました。観劇当日はなかなかハードスケジュールで、心地良い音楽って聞いたし寝てしまうかも……とかなり心配をしていたのですが、大号泣で劇場を後にすることになるなんて。ミュージカル好きだな、また観たいなって気持ちがあってアンナチャイコフスキーのチケットをとったことは間違いないんですが、その頃の私は心から「ミュージカルやっぱり大好きだ!!また通うぞ!!!」と思えるほど元気いっぱいという程ではなく、元々その日も友人とゆるっとご飯食べに行くか~くらいの予定だったんです。ミュージカル観ても観なくてもいいかなあというゆるさで。昔の私だったらミュージカルなしの渡韓なんて嫌!どうにかして観劇ねじ込む!くらいの勢いだったと思うんですが、なんだか人生に疲れ切っていて(他人から見たら甘すぎる!ってなるくらいの人生ですが笑)、ねじ込むまではしなくてもいいかなあ、みたいなテンションでした。それがアンナチャイコフスキーを観たことで一変。私が知ってる昔の私、いや何ならそれ以上に全力渡韓の半年が始まりました。言葉で説明するのは難しいんですが、ささくれだっていて荒みまくっていた私の心に、ギュウォンさんのチャイコフスキーの温かい歌声が刺さったんですよね。辛い出来事でどん底まで落ちて、死ぬほど悲しんで苦しんで、でもその先でちゃんと自分の足で立ち上がったチャイコフスキー。その歌声に癒やされて、励まされて、生きる元気が湧いてきたっていうとめちゃくちゃ重いんですけど、この時アンナチャイコフスキーを観なかったら、今の元気な私はいないと思います。温かい音楽じゃなくて戦地で戦う兵士たちを鼓舞するような音楽を作るように言われたチャイコフスキーが、戦う兵士たちのためではなく戦争で大切な人を失った人たちを癒やす音楽を作りたいって返す場面があるんですが、アンナチャイコフスキーという作品から、そしてギュウォンさんのチャイコフスキーからその温かさ、癒やしを受け取った気がします。毎日がしんどくて、でもどうにか変えたくて、でも変えられなくて、職場でもトイレに行く度にわけもなく涙が出て、みたいなしんどい毎日が、月曜日の激励的なアンナチャイコフスキー公式動画を観て毎週耐える、みたいな日々に変わりました。(実は僕は月曜日休みなんですけど皆さんは頑張って出勤してください!って笑顔で言ってる、今思えばちょっと無責任な動画だけど笑)もうこんなのアワードでも何でもないしアンナチャイコフスキーのこともギュウォンさんのこともちゃんと語ってないけど、2022年、この作品、この俳優に出会えてよかったと心から思うので、作品賞、主演男優賞を送りたいと思います!!!!!!

 

 

:一年を振り返って

渡韓できるようになってよかった!!!!!(しみじみ)10月からの3ヶ月、ラストスパートのように気が狂ったように渡韓してしまいましたが、悔いなく飛べたので後悔はありません。(頭痛が痛い2)5年間休みなく舞台に立っていたギュウォンさんが少し休むとのことで次回作がなくて自分のタイミングの悪さに泣いてますが、2022年上半期はずっと働いてたスンホンくんが私の渡韓再開してからはミュージカル出演がなくて正直寂しいですが、ミュージカルの楽しさを感じる心と元気を取り戻したので、2023年は元気に楽しく渡韓ライフを送りたいと思います。推しがいると全力投球タイプで他の作品が観れなくなってしまいがちなことを改めて痛感したので、推しが舞台にいない間に色んな作品を楽しみたいです。2023年、より楽しい一年になりますように!今2023年3月だよ!?